About New Cook Serve
「ニュークックサーブ」とは、加熱調理を最終工程化した画期的な給食システムです。
調理工程は、大きく分けて加熱調理と非加熱調理の2種類。
加熱調理は、主食・主菜・副菜・汁の最大4品をレシピに沿って食器に食材と調味料を盛り付け、トレイメイク(トレイに食器をセッティング)を行い、IHクッキングカートに入れるだけです。加熱条件(火力と加熱時間)はPCから事前登録できるため、後は予約をすれば、提供時間から逆算して自動的に加熱調理が開始します。
加熱終了までに冷菜などを非加熱調理して、提供直前に添えれば、できたてのおいしい食事を提供することができます。
また、加熱調理はすべてノロウイルスが不活化できるTT管理のもとでコントロールするため、安全で安心な食事を1カートあたり最大28食同時に提供することができます。 (カートの台数を増やすことにより、28食以上の提供も可能)
アイシェフ株式会社は、給食施設の皆様とご一緒に「採算の取れる食事」「安心安全な食事」「食べさせたい食事」「食べたくなる食事」の実現を目指したいと考えています。
そこで弊社では、「アイシェフのニュークックサーブ」として "i-Chef 28" ニュークックチルで再加熱機能が高く評価されているIHクッキングカートの機能を進化させた28食自動加熱調理カート、 "i-Chef Cloud" 加熱条件の事前登録およびカート監視機能を兼ね備えたクラウドシステム、及び "i-Chef Recipe" 35日サイクルのスタートキットレシピ、を含めた以下の内容でパッケージ販売しております。
・"i-Chef 28"
- 専用IHクッキングカート
・"i-Chef Cloud"
- 専用クラウドコントロールシステム
・"i-Chef Recipe"
- 35日サイクルスタートキットレシピ
・IH専用トレイ
・IH専用食器
・カートイン冷蔵庫
Merit
「炊立てのご飯」「あつあつの味噌汁」「焼きたてのお肉」「ホクホクの野菜」
食器単位に蓋をした状態で加熱調理をすることで、食材が持つ旨味・栄養を逃がしません。
食べる直前に蓋を開ける楽しみとともに「できたての湯気」「食材の煮崩れや変色の少なさ」「見た目の美しさ」が食欲をそそります。
しかも、日本の食文化である一汁三菜を取り入れ、和・洋・中と飽きのこないバラエティーに富んだ食事を提供することができます。
さわら定食 - 和食
カレー定食 - 洋食
チンジャオロース定食 - 中華
これまでのクックサーブ方式は、大量調理だったこともあり、レシピの栄養量と提供される栄養量が必ず同じとは言えませんでした。
しかし、ニュークックサーブ方式は、レシピに沿って食器に食材と調味料を盛り付けて食器内で加熱調理することから、提供される栄養量は献立の栄養量と変わりません。
お米+水
炊飯前
ごはん
炊飯後
たまご+鶏肉+玉ねぎ
調理前
親子煮
調理後
盛り付けを終えトレイメイクされた食器は、IHクッキングカートに収納して、これをカートごと冷蔵庫で10℃以下に保管します。こうすることで、加熱調理の開始時間まで食材の変質を防ぎます。
また、TT管理基準にはノロウイルスが不活化できる90℃以上で90秒以上を適用することから、著しく食中毒のリスクを軽減します。
しかも、喫食時まで蓋が付いているため、二次汚染や異物混入のリスクも解消します。
クックサーブ方式やクックチル方式では、提供前の加熱および盛り付け工程が人員のピークでした。
しかし、ニュークックサーブ方式により、冷蔵状態で加熱調理するため、仕込みを早めることにより、ピーク時間を分散できます。
朝食・昼食・夕食の準備が集約できるので、1日あたりの勤務時間も短縮できます。特に朝食は、前日に準備を済ませて加熱予約をしておけば、早朝出勤を解消します。
さらに、従来より厨房機器が少なく済むため、高温多湿の3K職場からも解放されます。
クックサーブ方式は、イニシャルコストが少ない反面、人材確保難による人件費の高騰や厨房維持費などのランニングコストがかさみ、現状では収支バランスが維持できなくなっています。
またクックチル方式などは、イニシャルコストが高いものの生産性が高いことから一時期普及が進みましたが、食材加工の手間による食材費の増加や食事のクオリティー面で近年コストパフォーマンスが得られなくなっています。
そこでニュークックサーブ方式は、正確な計量と自動加熱調理により、調理工程が標準化され、調理従事者に専門の知識や技術が無くとも、高品質で再現性のある食事を提供することができます。また、材料も一般市場に流通しているものを使用し、厨房機器も少なくて済むため、食材費や厨房維持費も抑えることができます。
こうしたイニシャルコストとランニングコストを合わせたトータルコストの削減を意図して開発されました。
図1. 従来調理方式とアイシェフのニュークックサーブのコストの推移
食材費
人件費
ランニングコスト
図2. ニュークックサーブ導入後の月額収支内訳(介護施設50床 カート 2台 食事代 1,500円/日 の場合)